こんにちは、大淀です。

夏休み明けから始まったイラストの授業ですが、今月からはじっくりと制作に取り組むフェーズに入り、学生さんたちは黙々と制作に入っています。

集中して取り組んでいるのは良いことなのですが、あまりに目の前の画面に集中して周りが見えなくなることもあったりします。

具体的には、制作しているイラストの一部分の描き込みに没頭するあまりその周辺の部分が全然進まなかったり、周辺とのバランスがおかしくなったり、イラスト全体が見えなくなってしまう状態になってしまいます。イラストの一部分に囚われてしまっている状態ですね。

この「囚」っていう字って面白いですよね。画面（囗）の中に学生（人）が閉じ込められて周りが見えていない状況を如実に表しているようです。

この「囚」の状況に気づかせ、「囗人」の状態で画面全体を見られるように促すのも講師のお仕事です。

（大淀久明）