こんにちは、大淀です。

先週から新学期が始まりました。

その中でも新入生の授業ではグラフィックソフトの使い方を基礎から教えるところから始まります。

そうした授業で大事にしているのは学生の目線に立って説明をすることです。

我々講師はすでに長らくこれらのソフトを使っているので普段からショートカットや長年積み重ねてきたテクニックを駆使しながらサクサクと作業していきますが、新入生の学生の皆さんはそういうわけにはいきません。

なので、いくら効率的でハイレベルな方法を知っていたとしても、まずは基本的な使い方から教えていきます。高度な使い方はそれらを身につけて経験を積んでから自然と身につくようになっていきます。

登山で例えると、講師はいろんな抜け道や秘密のルート、上級者向けコースが載った地図を持っていてそれを使いこなして山を登っていくスキルを持っていますが、一方で学生は少々遠回りながらも安全で確実な、初級者向けのルートのみが載った地図を持って初めてチャレンジすることになります。講師が学生と山を登るときはそれを踏まえたうえでルートを示す必要があります。

学生の地図、学生の目線を意識しながら一緒に最初の目標地点まで登っていきましょう！

（大淀久明）